MESSAGE代表メッセージ

株式会社エス・プロモーション
代表取締役前川 修治
株式会社エス・プロモーション
代表取締役前川 修治
「現在のエス・プロモーション」への道のりを教えてください。

エス・プロモーションは2006年に設立し、去る2021年には15周年を迎えました。
創業期には、超短納期の仕事でも引き受けることや、ざっくりとしたオーダーに対してもお客様の意図をきっちり咀嚼し望まれるクリエイティブを提出する姿勢などが評価され、ありがたいことに「重宝な会社」としてたくさんの仕事を任せていただきました。
その後、徐々に会社が大きくなり、同時に時代も変わっていき、随意契約の仕事だけだったのがコンペに参加するようになり、案件の受注を都内の会社と争う状況も出てくると、クライアントから、マーケティングの考え方やロジックというものを強く求められるようになりました。

時期を同じくして、私自身の姿勢や立ち位置も、「営業スタッフ兼社長」から、より本質的な「社長」としてのそれに変わる必要が出てきました。というのは、会社の成長により、会社を存続させる責任が増していったからです。
自分という人間を買ってくれるお客様からいただく仕事だけでは、仮にそれらの仕事がなくなった場合には会社そのものが立ち行かなくなってしまう。だから、自分以外の営業スタッフもどんどん新しい仕事を取ってきて、たくさんのお客様との関わりの中で活発に業務がまわっていく会社にならなければならない。そう考えたのです。そういう会社の「社長」であるために、自分の仕事のやり方も変えていくことにしました。

こうした経緯により当社は、創業当初からの想いを、「クライアントよりもクライアントのことを理解し、最適な広告戦略について、時には自らの領域を超えて尚も探求し、徹底的に向き合う」という言葉にまとめ、これを会社のモットーとして、次なるステップへと歩みだしました。
現在の当社が、お客様に本当にご満足いただける「本質を見極めた提案」にこだわる会社なのは、そもそもそういう精神で創業からの道のりを歩んできたからなのです。

エス・プロモーションが重視していることは何ですか?

「真にお客様のためになることをする」ということです。
お客様が何らかの企画やセールスプロモーションを構想された際に、当社としては、費用対効果をしっかりと考察したうえでご提案をしています。せっかく広告にお金をかけるのですから、それが無駄になるようなことをしていただきたくないのです。仮に、お客様のご要望が、目指される目的に対して不適切であったならば別のご提案をすることもありますし、そもそも不要な施策であれば不要であるとお伝えします。
たとえ話をすると、新車ディーラーで部品を注文しようとしたときに、担当営業マンから「その部品なら量販店で購入されたほうが安く済みますよ」と提案されたら、「この営業マンは信用できるな、またこの営業マンから車を買ってあげよう」となりますよね。こういったやりとりの中で育まれる信用・信頼に、当社は価値を置いているのです。

広告の“効果”は、手に取って売買できるものとは違い、実態があるようなないようなものです。だからこそ、お客様に心から納得して購入していただくために、我々はどうすべきかを考えるのが大切だと思っています。
お客様に納得していただく、喜んでいただくということがまずあって、売上はそのあとについてくるものであると考えています。

スタッフに求めることはどんなことでしょうか?

私は、これまでの経歴の中で制作も営業も経験してきました。ですので、クライアントと直にやり取りする営業の立場というのも理解できるし、受注した仕事の制作を任せられる制作部門の気持ちや考え方も理解しています。
そうした立場に立ったうえで、当社のスタッフに常に求めていることがあります。

一つ目は「クリエイティブの根っこにあるものを重視する」ことです。
クリエイティブの質に関しては「良くて当たり前」だと考えています。そして、クリエイティブのクオリティーと同時に、そのクリエイティブが完成するまでの過程も非常に重要だと考えています。例えば、クライアントの胸を打つコンセプトワークや、提案するクリエイティブのデザインが生まれた深い理由など、当社が自信を持ってクライアントに訴えかけられる根拠や情熱は必ずあるべきです。

もう一つは、「常に“本質”を考えて仕事をする」ということです。
例えば、お客様が、とあるデザインの「赤色を青色に変えてほしい」とおっしゃったとします。「はい、分かりました」と言って単純に赤を青に変える仕事を、当社のスタッフには求めていません。「お客様が青に変えてほしいと言ったその本質は何であるのか?」を理解したうえで、対応してほしいのです。お客様のご要望の本質が理解できていれば、その内容によって、「青ではなく緑のほうがよいと思いますが、いかがですか?」とか、「変える青色は、群青色寄りのくすんだ青ではなく、スカッと抜けた明るいブルーがいいですね」とか、お客様の想いに真に寄り添った対応ができるはずです。

ちなみに、スタッフの採用時に一番重視しているのは「人間性」です。当社の仕事は、各職種のメンバーと一緒にゴール(納品)へ向けて進めていきます。ですので、仲間と協力して円滑に仕事をまわしていけるか否かは重要な資質であると考えます。

技術の進歩や社会の変化にともない、広告業界も絶えず移り変わり続けています。当社は、社会や業界という名の揺れ動く大海原を進む一隻の船のようなものです。この先も、凪ぐ日もあれば、嵐の日もあるでしょう。その中を果敢に進む「エスプロ号」に乗り合わせたメンバーには、会社を知り、仲間を知り、ともに未来を目指して航海するワクワク感や興奮を分かち合っていってほしいと思います。

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